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気になるアレコレまとめました!医師の為の歯科コラム
歯科コラム

女性歯科医師のネガティブイメージを改善!良い医師の特徴

どうしても「歯科医師」というと男性を連想してしまうのはなぜでしょうか?学んだことや知識は男性とは何ら変わらないはずなのに、どうしても女性歯科医師というのは男性歯科医師よりもネガティブなイメージを持たれがちです。今回はそんなイメージを少しでも解消するために、お話させていただきます。

女性の歯科医師

女性の歯科医師

女性の歯科医師は、歯科医院を見ても男性と比べるとやはり少ないように感じます。女性は男性と違い、結婚・出産などそういったライフイベントもあり、どうしてもひとつの歯科医院で長く働くことが難しいとされているのではないでしょうか。歯科医院は特に産休が取得しにくかったり、女性に対しての保障制度が整っているところも少なかったりします。したがって「長くここで働きたい」と思っていてもなかなか難しいのかもしれません。そして勤務時間帯の問題もあります。歯科業界では夜遅くまで診療していたり、シフト制だったり土日出勤があったりします。保育園や学童保育に預けるにしても限界があります。そして子供が熱をだした、急遽帰らなければならなくなってしまった、そうなると早退をする日もそれだけ増えてしまうため、歯科医師としての信用問題にもなってきます。こういったことから歯科医院で女性の歯科医師がなかなか活躍できないという点も事実です。ですが、女性の歯科医師にも良い面がたくさんあるのです。

■女性歯科医師の良い面
まず、「女性」というだけでなんとなく優しく柔らかいイメージを持つのではないでしょうか。今は随分男性の看護師も増えてきましたが、やはり現場は女性看護師の方が多いですよね。「女性だと安心」という意識を人間はインプットされているのです。女性はうまれつき「母性」を持っているので、それを無意識に人間は察知してしまうのです。歯科衛生士も女性が多い傾向にありますが、なんとなくホッとする安心感があったりしませんか。女性の歯科医師も同じです。また、女性の患者を中心に、「男性は苦手」という方もいらっしゃいます。そんな方達にとって女性の歯科医師はとても安心でき、自身の治療に関しても素直に話せる存在かと思います。そして女性の他にも女性の歯科医師を好むのは、小さな子供です。子供は男性の歯科医師を怖がることがあります。無理もない、仕方ないと言われたらそこまでですが、子供にとって歯科は「こわいもの」と認識されていることが多く、男性医師の低い声などは、その不安や恐怖を倍増させる要素のひとつにもなる得るのです。その点、女性ですとその恐怖は随分と和らぐようです。自分の母親のように高く優しい声は、そうしたにとっても重要なのです。


女性歯科医師が増えている

女性歯科医師が増えている

歯科業界では世界的にだんだんと女性の歯科医師が増えてきていると言われています。ひと昔前は、歯科医師は男性といった認識でしたが、そうしたものがどんどん薄れつつあるようです。女性が社会進出するようになるにつれ、歯科界も女性が活躍できるようになってきたのです。

女性の歯科医師は女性のもつ柔らかな物腰、心遣いを特徴とし、それらをモットーにして働いている方がたくさんいます。女性の患者にとっても、男性医師には言いにくいことも同性というだけで口にすることができるようになります。体調のことであったり、歯や口の見た目の悩みであったり、お子様のことなど、女性ならでは悩みを打ち明けることができることもあり、心を開きやすいのです。

また、女性だけでなく男性の患者からも相談や悩みを打ち明けやすいとされています。やはり女性というだけで「優しそう」「受け止めてくれそう」という意識が働くからでしょう。

■女性歯科医師もスキルアップしている
よく「女性は男性よりも仕事を軽視しがちだ」「結婚したら、子供を産んだら仕事なんてどうでもよくなるんだろう」と思われがちですがそんなことはありません。女性の歯科医師も学会やセミナーにたくさん参加しますし、たくさん勉強されている方がほとんどです。しっかりとご自分のスキルアップを考えているのです。現に、ある研究では「医学生のころは男性よりも女性の方が好成績である」と言われるくらいです。「男性よりも女性の方が劣っている」なんてことは決してありません。
良い女性歯科医師はきちんと患者と向き合い、勉強し、自分が「女性であること」をマイナスに捉えるのではなくプラスに捉えそれを生かすようにされています。女性としてどんな診療ができるのか、どんなことをするべきなのか。患者に対して暖かく柔らかく対応すること。きちんと話を聴くこと。女性としての役割を心に留めているのです。「女性であるから諦める」のではなく、「女性だから男性よりもできることがきっとあるはず」という意識を常に持っています。そしていざというときは男性をたてることができる女性歯科医師がいます。そんな女性歯科医師は憧れの的、歯科医院の心強い戦力になりうる存在なのです。

まとめ

女性が社会に進出し始めたとはいっても、どうしても歯科医師=男性という概念を持ちがちです。ですが、社会にも認められ、家庭も仕事も両立できるような仕事をしたいと女性自身、強く願っているのです。そんな中で女性歯科医師は自分のできる最善の方法で患者と向き合い、ベストな治療をしてくれています。勤勉で、人当たりの良い女性歯科医師はいてくれるだけでホッと心が和みます。同じ歯科医院でも男性歯科医師だけのときとは違うものです。その歯科に通う患者にとっても嬉しいことです。「女性のお医者さんがいる」。それだけでお子様をもつお母さんの身としては心強いものです。人間は同じ立場でわかってくれる存在がいるというだけでストレスが減るとされています。子育てするお母さんからしたら「何か気になることがあったらあの女性の歯科医師に相談しよう」と決める方も多いものです。女性だから男性だからと決めつけず、協力しあって院内の雰囲気を明るくしていけば、多くの患者様が来院してくださるようになります。男性も女性もお互い敵対視するのではなく、足りないところをお互いが補い合い、支え合って気持ちよく働けるようになったら素敵ですね。

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