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歯科コラム

女性歯科医への理解だけじゃない!教育プログラムがある職場を選ぶことのメリットとは?

最近では歯科医院でも教育プログラムを導入している職場が多くなってきました。職場の中で教育をすることをOJT(職場内訓練)と言います。OJTがある職場は女性歯科医への理解だけでなく、様々なメリットがあるとされています。その「様々なメリット」とは一体どういったものなのでしょうか。どんな方法のことをいうのでしょう。そういったことも含めて詳しくご紹介していきます。

OJTとは?

OJTとは?

まず、OJTとは「職場内訓練」のことを指します。目的としては職種にあった知識やスキルの習得が第一に挙げられます。
そしてOJTの方法は職場によって様々ですが、基本的に実際の仕事を通して上司や先輩が指導するといった方法をとります。

①やってみる(指導者が手本を見せる)
②説明する
③仕事を実際にさせてみる
④指導をする(改善点や、注意点を伝える)

以上の方法がOJTのおおまかな流れになります。

OJTのメリットとデメリット

OJTのメリットとデメリット

OJTのメリットとしては、
●外部から講師を雇う必要がないため経済的である。
●労働時間内にできる。
●細かい指導ができる。
●仕事を通して行うため習得しやすい環境が整っている。
●社内でのコミュニケーションが増える。

といったことが挙げられます。

次にデメリットを紹介します。
●指導者の手腕を頼るため、仕事の習得度にばらつきが出る場合がある。
●OJTだけではなく当然日々の業務もあるため、しっかりと計画性のあるスケジュール管理が必要。
●教えてくれる人間(先輩、上司)の仕事と教育の両立が難しい。

といったことが挙げられます。
そしてOJTのポイントとして教育者に任命するのは「仕事ができる人間」ではなく、「教育ができる人間」ということが大切です。つまり、「仕事ができるから、教育もできる」というわけではないということです。大人を教育するということはなかなか骨が折れることです。しかも毎日の業務と並行して行うので、ストレスは増えてしまうかもしれません。
誰にでも適材適所があります。教育が得意な人はOJTを任せられますが、仕事はできても教育することが不得意な人間もいます。そうしたことをはっきりと区別し、日々の業務に差し支えないようすることがポイントです。

OJTがある職場は理解が得やすい

OJTがある職場は理解が得やすい

OJTはコミュニケーションが増えるてっとり早い方法です。指導する側、される側は基本的には一対一の関係になるからです。そうすることによって自然と関わりが増え、お互いの理解度は高まるといわれています。ですが、実際は一対一でわざわざ指導する時間をつくることができなかったり、人数が少ないため毎日の業務に追われしっかりと教育することができないということも少なくはありません。ですが、しっかりと時間をとってOJTを行うことは社内で働きやすくなるだけでなく、コミュニケーションが増えるため先輩・後輩関係なく親睦を深めることが可能です。
また親睦を深めることによって仕事のモチベーションも上がりますし、プライベートでの繋がりも増えるようになることが多いです。そして、周囲の理解もだんだん得られるようになってきます。特に就職したてのころは周りと上手になじめず、辛い思いをするときもあるかもしれません。そんなとき、OJTを通して先輩や上司と仲良くなれたら心強いものです。

OJTを行うことで理解を深める

OJTを行うことで理解を深める

OJTを行うこと=コミュニケーションが増えるといっても過言ではありません。特に歯科医院で働く院長は、男性が多い傾向にあります。近年は女性の院長も増えてきていますが、まだ数は少ないです。女性歯科医師にとって仕事と家庭を両立することは大きな課題です。そんなときOJTを導入しているところだと接する機会が増えるため、お互いの相互理解の場も増えます。仕事上だけでなく、次第にプライベートの面も気にかけてくれるようになるのです。歯科医師に限ったことではありませんが、女性の仕事と家庭の両立は一生の課題です。どのように対応するか、職場がどれだけ協力的かによって双方の充実度も変わってきます。
また、女性歯科医だけでなくともOJTがあることはそこで働くすべての人間にもメリットがあるとされます。上記で挙げたように職場内で理解が深まり、自然とコミュニケーションをとる機会が増えることによって職場の空気が良くなり、働きやすくなったという声もあります。そのためにもしっかりとしたOJTを行う必要がありますが、それを導入している職場は少なくともコミュニケーションをとる機会が多いと言っても良いでしょう。

まとめ

OJTを行い、成功するにはいくつかコツがあります。マニュアルを作る、教育係りになる社員をしっかり考える、指導者となった社員にはフォローをする、などです。そうしたことを守ることによってOJTの成功率はグンと上がります。
OJTを導入しているところは少なくとも「職場を良い環境にしたい」と思っているところがほとんどです。そういったところは向上心があり、働くことに対して意欲的です。そのため、働いていてやりがいや成果を感じることが多いとされます。そんな職場だとしたら、女性でなくても離れるのに抵抗があります。「この職場で力になりたい」と思うことも増えてきます。そのためにもしっかりとしたOJTを行うということは会社としても個人としてもいい取り組みになります。
また、OJTをすることによってコミュニケーションをとる機会が増え、職場全体がいい雰囲気になったという話もあります。「OJT」という言葉だけだと固く聞こえますが、「コミュニケーションをとり、遠慮なく仕事を教えてもらえる機会」です。この機会は日頃聞けずにいた疑問点や気になった点を気兼ねなく聞くことができる最高のチャンスです。また、お互いの知らなかった一面を見ることもでき、距離が縮まることもあるでしょう。そうすると「仕事」がお金儲けのためだけでなく、だんだん「やりがいのあること」に変わってくるかもしれません。仲がよくなるにつれ仕事の充実度も上がっていきます。OJTを導入している職場にはそういったメリットがたくさんあるので、ぜひ参考にしていただきたいと思います。

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