女性歯科医が転職を考える際あると嬉しい「院内保育」とは
院内保育とは

未だに待機児童問題というのは解決しておらず、出産後の女性の多くは子供を預ける場所に困っています。とりわけ、女性の歯科医や医師というのは、ブランクを短くするために、できるだけ早い段階で職場復帰したいものですが、子供を預ける場所が確保できなければ、家庭から離れることはできません。そういった意味で、院内保育の増加は素晴らしい傾向だといえます。
院内保育の利用方法
例えば、院内保育に預けることのできる子供の年齢が0~3歳までと限定されていたり、預けられる時間が日中だけだったりと、施設によって細かい違いが見られます。おそらく、女性の歯科医の場合は、当直などの泊りの勤務はないとしても、院内保育所の利用時間との兼ね合いから、夕方以降は働けなくなる可能性もあります。一方、病院によっては院内保育所を24時間利用できるところもあります。そういった施設では、いつでも子供を預けられるため、女性の歯科医としての働き方に制約が加わることはありません。
どうして院内保育所を設けてくれているの?

それはひとえに優秀な人材を集めたいからです。女性の歯科医にしろ、医師にしろ、妊娠や出産を機に医療の現場から離れてしまう人は一定数います。そんな優秀な人材が子供を預ける場所がないという理由で職場復帰できないのは、あまりにももったいないことであるため、病院としては彼女らの転職を後押ししたいと考えているのでしょう。
院内保育所を利用するメリットとは
また、子供が急に熱を出すなどのトラブルが生じた際に、すぐ迎えに行くことができます。しかも、保育所があるのは病院内ですので、すぐに診療を受けることもできるのです。さらに、病院によっては院内保育の利用料をかなり安い価格に設定しているところも多く、経済的な負担を軽減することにもつながります。その他、夕方や夜間に診療が入っている女性の歯科医であっても、24時間対応の院内保育所が併設されていれば、気兼ねなく診療に専念することができます。
まとめ
院内保育所を利用することで、上述したようなメリットが得られますし、妊娠や出産によって生じたブランクもスムーズに解消することが可能となります。小さな子供がいて、転職すべきかどうか迷っている女性歯科医の方は、院内保育所を併設している求人を中心に、転職活動を始めてみてはいかがでしょうか。