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歯科コラム

歯科医を辞めたい、転職したいと思ったキッカケ5選

一生懸命勉強をして歯科医師免許を取得し、念願だった歯科医になったにも関わらず「辞めたい」という悩みをお持ちの方は結構いらっしゃいます。それだけ歯科医というのは大変な仕事ですし、悩みも尽きない職業といえるのでしょう。そんな現役の歯科医が辞めたい、転職したいと思ったきっかけについて詳しく解説します。

1.給料が安い

1.給料が安い
歯科医として働く上で、大きなモチベーションのひとつとなるのが高額な給与ですよね。一般の職種と比べると、明らかに高い給与が設定されているのが歯医者ですが、勤務する歯科医院や勤務形態によっては、思ったよりも安い給料で働かなければならないことがあります。

例えば、歯科医師免許を取得すると、まずは研修医として診療を行わなければなりません。この研修医の時代というのは、給料が安いケースがほとんどです。大学病院で研修する場合は、特に安い給与が設定されています。一方、民間の歯科医院や口腔外科などで研修する場合は、場所によって高額な給与が設定されていることもあります。

また、研修を終えても、その後、数年間は安い給料で働かなければならないケースも見受けられます。ただ、給料が高い所は歩合制をとっていたり、沢山の患者さんが来院していたりと、それなりに特徴がありますので、転職する際にはそうした点に注目するのも良いといえます。

2.最新の技術を学べない

歯科医院によっては、昔ながらの治療法で診療を行っているところもあり、長くいても治療技術の向上が見込めないことがあります。とくに、発展が目覚ましい歯科医療の世界では、最新の技術を学べないという点は、今後の歯科医師としてのキャリアにも大きな影響を与えることがありますので、それをきっかけに辞めたいと思う人は結構いらっしゃいます。中には、なかなか患者さんに触らせてもらえないという人もいらっしゃるようで、歯科技術に関する悩みは「辞めたい」という欲求へと直結しているといえます。

3.忙しくて休みがとれない

いろいろな技術が学べて、多くの患者さんを任せられるなど、毎日を忙しく過ごしている歯科医もいます。一見すると充実しているように見えますが、勤務時間が長すぎたり、休みがなかなかとれなかったりと、人生の質が低下してしまっているケースは珍しくありません。歯医者もひとりの人間ですので、人生の大半が歯科診療に占められてしまうと、「辞めたい」とか「転職したい」といった欲求が出てくるものです。つまり、ワークライフバランスが崩れた場合も、転職を考えるきっかけとなるようです。

4.職場の人間関係に悩んでいる

4.職場の人間関係に悩んでいる
歯科医院は、とても狭い職場ですので、人間関係が濃密になることは間違いありません。とくに院長との関係が崩れると、診療そのものに大きな悪影響が及んでくるため、悩みのたねとなることは多々あります。その他、同僚の歯科医師や歯科衛生士との人間関係に悩まされている方も沢山いらっしゃいます。そういったケースでは、転職によって新たな職場に移っても何ら問題はないといえます。一度崩れた人間関係というのは、そう簡単には修復できませんので、歯医者として働くことを優先するのであれば、転職することをおすすめします。

5.院長の治療方針が自分に合わない

民間の歯科医院は、それぞれ院長が独自の経営方針や治療方針を持って、歯科診療にあたっています。その形はまさに千差万別です。そのため、勤務医として働く場合は、勤務先の院長の治療方針に従わなければなりません。けれども、そういった経営方針や治療方針がどうしても自分に合わないケースが存在します。やりたくない治療をやらされるのは、歯科医として苦痛でしかない人もいらっしゃいます。そんな悩みを持っている場合は、我慢せずに別の職場へと転職することをおすすめします。

なぜなら、院長の経営方針や治療方針というのは、勤務医が変えられるものではないからです。民間の歯科医院というのは、院長の方針に従うのが当然であり、そこに不満が生じてしまうのであれば、転職することが最善の策といえるでしょう。そのため、転職先を探す際には、院長の経営方針や治療方針などを事前に確認しておきましょう。転職後にまた方針が合わないということになれば、辛い思いをするのは自分自身だからです。とても理不尽な話のようにも聞こえますが、やはりこの点は社会の厳しさという他ないのかもしれません。

まとめ

このように、歯科医の多くは毎日忙しく働く中で「辞めたい」とか「転職したい」といった不満を持ってしまうものです。上述した5つのきっかけは、あくまで代表的なものですが、歯医者であれば一度は悩みとして抱えてしまう点ではないでしょうか。そうした時に、先輩歯科医師などに相談することは大切ですが、悩みが解決しないようであれば、迷わず転職することをおすすめします。自分の希望とは異なる職場で長く働き続けても、歯科医としてのキャリアにマイナスとなる部分が増えてしまうからです。
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