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歯科コラム

歯科医の転職の面接ではどんな質問をされるの?

歯科医として転職する場合、当然のことながら面接を受けなければいけません。これは一般企業と何ら変わりありません。ただ、歯医者という職業柄、面接での質問も他の職種とは違ったものが見受けられます。ここではそんな歯科医院の面接において、どのような質問がされるのかについて詳しく解説します。

歯医者になった理由は?

歯医者になった理由は?
歯科医院の面接を受けている時点で、あなたはすでに歯科医の免許を持っています。転職ということもあり、数年のキャリアも積んでいることでしょう。その上でやはり、求人を出した歯科医院としては、なぜあなたが歯医者になったのかを知りたいはずです。ここでもし質問への回答を用意しておらず、「なんとなく」や「たまたま歯学部に受かったから」といった答えを返したら、受け入れる側の歯科医院としては不安を感じることでしょう。なぜなら、歯科医になった理由というのは、あなたのキャリアの出発点であり、何よりも大切なことだからです。

ここで求められるのはやはり、前向きな回答です。親御さんが歯医者であれば「小さい頃から歯科医として働く姿を見て憧れを持った」という動機でも良いですし、純粋に「他人の役に立ちたい」からでも良いと思います。とにかく、プラスのアピールをすることが大切です。

どのような歯医者になりたいですか?

歯科医として転職を希望しているということは、今現在の職場に不満を持っていることを意味します。それは給与の面であったり、経営方針であったりと様々です。とはいえ、歯科医として転職する際には「キャリアアップ」を前提としていることが多く、面接でもそうした主張を前面に出すこととなるかと思います。その上で歯科医院側が聞きたくなるのは「今後あなたがどのような歯医者になりたいのか」という点です。つまり、求人を出している歯科医院は、あなたのキャリアアップに貢献できるのかを確認したいため、「どのような歯医者になりたいですか?」という質問を投げかけてきます。

こうした質問に対してあなたは、きちんと答える義務があります。なぜなら、先方は時間をとってあなたを面接してくれているのですから、どういった展望のもと、歯科医院の面接を受けたのかを伝えなければなりません。ですから、5年後、10年後にどのような歯医者として働いているのかをあらかじめイメージしておくことが大切です。とくに、「インプラントの専門医になりたい」とか「研究や発表も行っていきたい」といった将来像がある場合は、それを叶えることができる歯科医院も限られてきます。

どうして当院を希望されたのですか?

どうして当院を希望されたのですか?
求人を出している歯科医院からすると、「優秀な人材にきてもらいたい」という思いがあると同時に、「できれば長く続けてもらいたい」という気持ちも強いことでしょう。というのも、人材を採用するのは手間暇がかかりますし、せっかく来てもらったのだから、後悔をしてもらいたくないという思いがあるからです。そのため、「なぜ当院を希望されたのですか?」という質問は必ずと言って良いほど投げかけられますので、この質問に対する答えはきちんと用意しておきましょう。

ここでは、転職を希望している歯科医院でなければならない理由を伝える必要があります。「給与がいいから」とか「家から近いから」といった表面的な回答では、ある意味失礼にあたりますので注意しましょう。面接を受ける歯科医院の情報を集め、その特色などを頭に入れた上で志望理由を伝えることが大切です。

当院にどのような貢献ができますか?

求人を出している歯科医院側は、あなたを採用することで、どのようなメリットがあるのかを知りたがっています。そこで「どのような貢献ができますか?」という、いささか難しい質問をされることがあります。ただ、この質問に対してきちんとした答えが返せるということは、自分の歯科医としての強みやキャリアプランを持ち、志望先の歯科医院がどのような特色があって、どのような問題点を抱えているかまで理解していることを意味します。それくらい難しい質問ではありますが、きちんと返答することができれば、相手側もあなたを採用するメリットを見いだせることでしょう。そのためには、自分自身の歯科医としてのキャリアを見つめ直し、面接を受ける歯科医院についてしっかりと学ぶことが不可欠といえます。

まとめ

このように、歯科医の転職の面接では、あなたが歯医者としてこれまでどのように生きてきたのか、これからどのように生きていきたいのか、といったキャリアプランにふれる内容の質問が多くなされます。その上で、歯科医院側はあなたを採用するメリットを知りたがっていますので、上述したような4つの質問に対してはきちんと答えられるようにしておきましょう。逆にいうと、上記の4つの質問に答えられるようになっておけば、その他の質問がきても柔軟に答えられるようになっているはずです。
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