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歯科コラム

転職先の歯科医院を外観で選ぶ方法がアリな理由

新たな歯科医院で働くために転職を考えた時、決め手となるポイントは様々です。医院の経営システムはもちろんですが、選択基準のひとつに「医院の外観」があります。

なぜ外観で選ぶ方法がアリなのか。今回は外観を視点とした転職先の選び方について考えてみます。

多岐にわたる転職先の選び方

多岐にわたる転職先の選び方
歯科医院が飽和状態な現在、歯科医師が転職を考えた場合に決め手となるポイントはいくつか存在します。

まず医院の経営スタイルが自分の求めているものに合致するかどうか、またスキルを伸ばすことができる環境かとどうかというところが最も大切です。

歯科医師としてのスキルアップ、モチベーションを維持するために、経営スタイルや医院のシステムを考えるのは当然のことと言えるでしょう。

最近の治療スタイルは予防歯科にシフトチェンジしており、歯を守る治療が中心となってきています。

リコールを主軸としたこの予防治療スタイルを積極的に取り入れている歯科医院を転職先として選ぶのも良いでしょう。

また将来自分自身が院長となり、経営者となるための知識やノウハウを得ることも転職先で学ぶことができるなど、転職先の選び方によって大きく異なってきます。

このように、転職先の選び方は多岐にわたるため、まず何を基準として転職先を決めるかということから始まります。

なぜ外観で選ぶのか

一見すると、外観など転職先選びに無関係に思えますが、決してそうではありません。患者様の立場になるとよくわかるのではないでしょうか。

外から院内の様子が全く伺えない歯科医院と、明るく清潔感が感じられ、院内の様子がわかる外観の歯科医院とでは、新規の患者様はどちらの歯科医院を選ぶでしょうか。

古くからの患者様ならともかく、新規の患者様はまず後者を選ぶでしょう。患者様が歯科医院を選ぶ理由は腕が良いことの他に、入りやすい雰囲気かどうかということも大きなポイントになります。

清潔感が感じられるかどうかは言うまでもなく、中の様子がある程度外から伺えて、院内の様子が分かりやすいような外観の歯科医院が実際に選ばれているのです。

「大切なのは中身であって、顔で選ぶものではない」とよく言いますが、それは誤った認識であり、見た目がものを言う部分があることは否定できないのです。

外観に気を配る歯科医師は、経営面はどうなのか

では実際、外観に気を配っている歯科医師の経営手腕や経営システムはどうなのでしょうか。

外観ばかり気を取られて、肝心の経営面はどうなのかと懸念するかもしれませんが、外観はお洒落というわけではありません。

歯科医院における外観とは、患者様が入りやすい立地条件や、医院の様子が外からわかりやすい作りであるかどうかということです。

そして院長自身が患者様のニーズに沿っていること、歯科業界の流れをきちんと汲み取った経営方針であることなど、外観に気を配っている歯科医院は、経営面もきちんと計算されていると解釈して良いと言えるでしょう。

どんな外観が成功する歯科医院なのか?

どんな外観が成功する歯科医院なのか?
最近の歯科医院は綺麗な外観は当たり前で、中には洒落たカフェのような見た目に「これ本当に歯科医院なの」と間違えてしまいそうな歯科医院も存在します。

ホームページで診療に関する項目の他に、医院の外観や内装を載せているところも多く、ある程度の判断ができるでしょう。

しかし患者様が入りやすい歯科医院の外観は高級感などではなく、「清潔感があって入りやすいかどうか」です。

中の様子がわかりやすいよう、ある程度のガラス張りの外観は、診療風景や受付などが目に入りやすいため、患者様が入りやすいかどうかを判断する決め手の一つです。

プライバシーの問題もあるため、ガラス部分を全て透明にするよりも、一部をすりガラスにするなど、患者様に配慮した外観であることが、歯科医院の外観として効果的なスタイルでしょう。

また外から見て「ここに歯科医院がある」とわかるような外観でないと、患者様は見過ごしてしまいます。

つまり視認性を重視した外観は集患に非常に大きな役割を果たすのです。昔の個人歯科医院は今の歯科医院と異なり、小さな入り口に小さな看板、外から見たら普通の一軒家のような外観がほとんどでした。

その上ブロック塀などの外壁に覆われていると、この建物が歯科医院であるとは誰もわかりません。

昔はこれで良かったとは思いますが、今の時代これでは患者様の数は減少するばかりです。外壁を取り払い、内部がわかりやすいよう窓ガラスも変え、ここは歯科医院だとアピールする看板も設置するなど、患者様の減少に歯止めをかける必要があるのです。

このような対策を行わなかった結果、ますます患者様は減る一方になり、収入も激減してしまったという事例も実際に報告されています。

その他にも車椅子の患者様が入りやすいようスロープがあるか、テナントならエレベーターが設置されているかどうかなど、細やかな点にも気遣いがあるかどうかも重要なポイントになってきます。

このように、看板などを使ったわかりやすい案内などはても重要です。それに加え、立地条件の良し悪しも非常に大きなウエートを占めます。

この立地条件の良し悪しが、歯科医院の成功と失敗の大きな分かれ道と言っても過言ではありません。

転職を考えるなら、視点を少し変えて人通りが多く、人目につきやすい場所に建っており、看板などを使って案内されている歯科医院を選ぶと良いのではないでしょうか。

外観である程度、将来を見据えた経営スタイル、システムかどうかを判断できる

歯科医院の経営スタイルは様々です。自身が将来、歯科医師としてどうありたいのかを考えて行動を移すことから始まります。

保険治療中心に一日たくさんの診療を行う、インプラントに特化する、法人の歯科医院で勤務医として働くなど歯科医師としての将来のあり方を考えた転職を行うべきです。

転職先で自分の歯科医師としての一生が決まってしまうと言っても大袈裟ではないかもしれません。

長く働くために、経営スタイルやシステムがしっかりしており、経営に対して熱心な院長は、外観に対しても計算していることがほとんどです。

最初にも記したとおり、外観は歯科医院の顔であり、そこでほとんどが決まります。自身が食事に行くときのことを考えてみましょう。

お洒落な外観でも、中の様子がほとんど伺い知れないお店と、ガラス張りで中の様子がよくわかるお店では、どちらが入りやすいでしょうか。

外観で選ぶ転職なんてありえないと思わずに、視点を変えて「ここなら患者が入りやすい」と思える転職先の選び方も良いのではないでしょうか。

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