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気になるアレコレまとめました!医師の為の歯科コラム
歯科コラム

他院の歯科医師は歯ブラシ以外の院内販売どうしてる?買い手心理を考えてみよう

歯科医院で販売される歯科専売品は、患者に安心感を与えるツールのひとつです。
歯科販売品をきっかけに口腔内のケアに興味関心を持ってもらうこともできますし、面白いグッズや可愛い商品は、来院する際に見るのが楽しいという意見もあります。

こういった歯科医師の治療技術やスタッフの対応以外で、患者とのコミュニケーションを図れる院内販売。具体的に歯科医院では、どの様なラインナップで院内販売を行っているのでしょうか。

歯科医院の受付時のコミュニケーションツールとして

歯科医院の受付時のコミュニケーションツールとして

歯科医院の受付は、患者の印象を大きく左右すると言われています。
受付スタッフの接客接遇はもちろん大切ですし、そのなかでコミュニケーションを取る事で、スタッフ間で情報共有する事が出来ます。

ただ会計をするだけや、アポイントを取るだけでは無く、歯科の院内販売のグッズなどをコミュニケーションツールにする事も出来ます。
患者の情報収集や信頼関係を築く事によって、歯科医院自体のイメージがアップし、口コミなどで評判が作られていく事も多いのです。
無理に患者にグッズを進めるのでなく、あくまで会話の流れで紹介する程度、もしくは患者が興味を示したときなどだけでも良いでしょう。

季節ごとや流行に応じて院内販売商品を少し変化させたり、受付の模様替えを行ってみるなども、印象が変わり患者とのコミュニケーションのきっかけにもなります。
院内の販売商品を目的で来院される患者には、一緒に口腔内のケアを促すと良いでしょう。より、歯科が身近な存在になってきます。
また、患者自身が販売商品の話を知人などに話してくれれば、それだけで歯科医院の宣伝、来院のきっかけ作りにもなります。


様々な院内販売

様々な院内販売

歯科医院内で販売されている物は、歯ブラシだけでとは限りません。
例えば、子供用のフッ素ジェルなど、色々なフレーバーを取りそろえ、子供自身が選ぶ事によって、歯磨きを楽しむきっかけ作りなどにもなります。
患者に歯のクリーニングや治療説明を行った後、口腔ケアにやる気がある状態のまま、院内で販売している歯科用品を紹介することによって、より、モチベーションアップにつながったという例もあります。

歯のクリーニングなどで使用した歯間ブラシなどもサイズを豊富に取り揃え、患者に合ったものをご案内する事も良いですね。また、フロスもフレーバーがついているもの、唾液で膨らんで汚れが落ちやすいものなど様々なものがあります。

虫歯予防を話題に、キシリトールのタブレットやガムなどを紹介することも効果的です。
ブラッシング指導時などにキシリトールの効果を説明している歯科医院では、実際にキシリトールの商品を院内販売することで、自然と患者への購買意欲を刺激することになります。

ただ、キシリトールは口腔内で酸を発生させない、歯の再石灰化を促進、噛む事で唾液の分泌を促すなどと効果はありますが、市販品では注意が必要です。
コンビニなどでよくキシリトール配合と記載のある商品を目にしますが、キシリトール量が少ないものが目立ちます。
中には30%程度のものもありますし、他の糖質が入ってしまっているものも。これでは虫歯予防の効果が無くなってしまいます。

歯科医院で販売されている商品は、キシリトール100%であることも、市販品との違いを交えて紹介すると良いでしょう。

歯間ジェルなどは、馴染みの無い方も多く、実際に使用していただくことで、使用後のすっきり感から、興味を持っていただけることがあります。そういった患者には、他の歯間ジェル商品や、ケア方法なども併せて紹介するようにしましょう。


様々な角度からの院内販売

様々な角度からの院内販売

このように、歯のケアに対して有効な商品は沢山あります。ですが、ケア商品だけではなく、中には歯科関連のグッズを販売している歯科医院もあります。

歯をモチーフにしたグッズを見かけたことは無いでしょうか。
木でできたペンケース、木製の乳歯ケースなど様々です。また、歯の形の積み木、木製の歯の模型、歯を取ったり入れたりして遊ぶ事が出来るものもあります。

キーホルダーも数多くの種類が出ており、全額の額模型のものや印象用トレーなどもあります。
31種類のなかから選ぶ事が出来るので、色々なものを試してみたいという患者や、金額もそれほど高くないので、いくつかまとめてプチプレゼントにと様々な用途があります。
ケアアイテムも、カレーや抹茶などの変わったフレーバーやチョコ、はちみつなどの甘いフレーバーなど様々。受付で患者がみていて話題にもなる様です。
また、あまり近くのお店では販売していないリップなども口腔内関連で販売している歯科医院もあります。
デザインが凝っているものなどではディズプレイしておくとオシャレで、気になる方は購入していってくれます。
関心を持っている患者は、ショッピングモールなどで色々な商品を見て楽しんでいる人でもあります。
歯科医院ではそこまでの販売はコストの面やスペースの面から難しい事はありますが、治療するという事だけでは無く、プラスアルファをする事で印象は変わってきます。

歯科医院の前にオープンテラスを作り、治療前や治療後に使用してもらう様に開放している歯科医院もあります。
患者の印象や居心地の良い空間作りはこれから人気の歯科医院には不可欠なものになってきます。
通常の治療はしっかりと行うのはもちろん、接客接遇やコミュニケーション、そして満足度の高い空間はとても大切です。


まとめ

患者の印象や居心地の良い空間作りは、数多くある歯科医院との差別化を図るためにも不可欠なものになってきます。
通常の治療をしっかりと行うのはもちろん、接客接遇やコミュニケーション、そして満足度の高い環境づくりはとても大切です
今回ご紹介したように、歯科医院内で歯科関連グッズを販売することは、環境づくりにも大切ですし、患者とのコミュニケーションにもつながる有効なツールです。
日々新しい情報を取り入れ、どの様なものが歯科医院に合っているかを見極めていく必要があります。


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