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気になるアレコレまとめました!医師の為の歯科コラム
歯科コラム

育児と仕事の両立が大変…女性歯科医師がいきいき働ける方法とは

女性の社会への進出は素晴らしいものがあります。会社でも管理職に就任する女性の割合が増えています。また企業の役員としてはたらいている女性も20年前から比べれば飛躍的に増加しています。

弁護士・税理士・会計士などお堅い印象のある仕事でも女性資格者の」割合は増加してきていますよね。資格保有者の女性の割合が増加しているのは医師や歯科医師でも同じです。

どの職場でもそうですが女性の悩みは育児と仕事の両立や、結婚と仕事の両立ではないでしょうか。女性が抱え続けるこの悩みに対して書いていきます。

女性歯科医師の悩み

女性歯科医師の悩み

患者さんや歯科関係者ではない人からすれば奥さんが歯医者だなんて良いなと思われるかもしれませんが、男性には男性の悩みがあり女性には女性の悩みがあります。

女性歯科医師の大きな悩みは結婚と育児と仕事ですよね。結婚はしたいけれど、家庭に入るのはちょっと嫌で少しは仕事がしたいと考えている方もいます。子供が欲しいけれど落ち着いたらまた職場復帰したいと考える方もいます。
結婚はしても現場復帰が容易にできますが、育児となるとそうはいきません。育児と仕事の両立に関して悩んでいる女性歯科医は多いです。

では、具体的にどのようなことが育児と仕事の両立を妨げているのでしょうか。

■子供の体調変化
子供だけではなく大人もそうですが体調を突然崩すことがあります。大人よりも子供の方が崩しやすく夜中に大量が悪くなったり、すれば翌日に病院へ連れて行きたいと思うのが母親ですよね。
自分の両親が代わりに連れて行ってくれれば仕事へ迷惑をかけずに済みますが、どうしても自分しかいないと気には仕事を休まなければいけません。歯科というのは基本予約をしていてどういう理由であれ歯医者側の都合でキャンセルとなれば患者さんは良い思いをしません。
育児途中の女性歯科医師を雇う側もこれを懸念しています。

■歯医者の診療時間の変化
少し前では歯医者の診療時間はある程度全国的にも統一されていました。しかし、今は多様化してきていて土日診療をしている歯医者も、21時近くまで診療している歯医者も多いです。
そういう歯医者が増えている現代で、育児をしながら働こうと考えている女性歯科医にとってネックとなるのが診療時間です。理解ある院長ならば早く帰ることができますが患者さんの急変や診療トラブルがあれば定時にあがれる保証がないのが医療職の辛いところです。保育園や託児所にも理解を求めなければいけなく女性歯科医にとっては悩みの種になります。

育児と仕事を両立する働き方

では、実際に世の女性歯科医はどのようにして育児と仕事を両立させているのでしょうか。それが非常勤勤務です。
非常勤歯科医として週何日働きますと契約をするとその曜日だけの勤務ですみます。休日明けの月曜日には患者数が多いので火曜日や水曜日など週の真ん中を狙って非常勤のシフトを組む方が多いです。

非常勤勤務の場合、多くは日給制ですが腐っても鯛で給与はある程度保障されています。
非常勤で働く日だけ夜遅くまでやっている託児所や、親戚にお願いをすれば良いので都合が比較的つけやすくもなりますよね。
非常勤では午前のみの勤務や午後のみの勤務など交渉次第では自由な勤務形態を取れます。

職場復帰をする時の悩み

職場復帰をする時の悩み

なぜ女性歯科医は職場復帰をしようとするのでしょうか。その理由について考えてみました。

■せっかくの資格だから
歯医者になるには歯科大学を卒業しなければいけません。歯科大学は通常の大学(4年通学)とは違い6年間通学しなければいけません。せっかく6年間をかけて資格を取ったので資格を活かして働いてみたいと思う人が多いのではないでしょうか。また、私立歯科大学は卒業するまでに決して安くはない学費がかかります。学費分までは言いませんがやはり歯科医師として働きたいと思う人は多い印象です。

■技術力の低下
歯科は外科と同じで技術職です。研修医から勤務医で患者数をこなしていく中で30分かかってしていたことが5分でできるようになります。そうやって技術力を上げていきますが現場から離れれば離れるほど技術力は落ちていくのです。技術力を維持するという意味でも現場に出て仕事をするのは大切になります。

■つながり
歯科大学は日本国内に何箇所もあるわけではなく、学校のつながりがとても強いです。育児休暇明けで仕事に復帰したい方と、歯医者不足ですぐには足りて欲しいと考えている歯医者がいれば学校のつながりで働くことになることが多いです。
育児明けで働く気がなくても大学時代の部活の先輩に頼まれたら復帰する人も多いです。

大手企業でも育児休暇が通常になってきました。しかし歯医者は技術力がものを言う世界です。それゆえ、男女関係なく同じ土俵で歯医者が働くことができているのです。
ぜひ一度休職した女性歯科医の方でも職場復帰を検討してみてはいかがでしょうか。そして院長先生方はそういった女性が働きやすい職場環境を整えてあげてみてはいかがでしょうか。

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