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気になるアレコレまとめました!医師の為の歯科コラム
歯科コラム

歯科助手の技術をアップさせるには?業界内推薦入試で教育サポート

歯科医院のスタッフとして歯科助手の方を雇っている歯科医師の方。その歯科助手の方を衛生士として成長させたいと思われたことはありませんか? 衛生士になれば歯科治療の面での仕事を任せられるようになり、それにより労働賃金も上げることができます。しかし、そのためには衛生士の教育を行っている専門学校で知識や技術を学び、さらに国家試験を受けて資格を取得しなくてはいけません。まして本人はキャリアアップよりも衛生士として学んでいる間の仕事のことや、学費と生活費などの面で不安になることの方が大きいでしょう。そんな状況で、果たして衛生士の資格を取得できるのか。そんな悩みを抱えている方にご紹介したいのが、業界推薦制度を導入している衛生士の専門学校です。業界推薦制度とは、勤務している歯科医院および病院などの医療機関から推薦を受けた方を対象とした入試制度であり、この制度にはあらゆるメリットがあります。今回は働きながら歯科衛生士としての教育を受ける方のための業界推薦制度についてご紹介します。

選考料の免除

業界内推薦入試で教育サポート

医療業界と問わず、大学や専門学校の入試を受ける時には必ず選考料(検定料)を支払わなくてはいけないことはご存知でしょうか。この選考料(検定料)の金額は申し込む学校によって異なりますが、だいたい1万円から3万円ほどかかります。またこの選考料(検定料)は、もし入試の結果が不合格となってしまったとしても返還されることはありません。それを聞いてしまうと、決して安くはない選考料がもったいないと考え、入試を受けることをためらってしまう方は、少なからずいることでしょう。しかし勤務している医院の医師から推薦してもらい、業界推薦制度を利用して入試を受ければこの選考料(検定料)が免除になるのです。ただし、この制度が利用できるのは業界推薦制度を取り入れている学校のみであるため、入学しようと考えていた学校が必ずしも業界推薦によって入試を受けられるとは限りません。この業界推薦入試が受けられる学校についてはインターネットなどで検索して確認をしましょう。

入学試験について

入学試験について

業界推薦入学試験では学力の確認をしたり、歯科診療の知識の有無を問うような筆記試験などを行うことはありません。そのため試験に備えて勉強をしなくてはいけないということはなく、用意する必要があるのは審査で必要となる提出書類のみです。最低限必要となるのは「入学願書」「高等学校調査書、卒業証明書」「院長推薦書」などです。そして入学試験では書類審査のみ行う学校もあれば、面接を行うところもあります。それは入学を希望する学校によってさまざまであるため、事前にその学校の選考方法を確認しておくようにしましょう。また入学試験を受けるためにはオープンキャンパスに積極的に参加するようにしましょう。オープンキャンパスでは学校案内や説明会があるだけでなく、そこで行われるイベントや相談会で積極的に目的意識をアピールしたり、適性チェックをしたりすることができます。その結果によっては入試の審査の際に高く評価されることもあります。またオープンキャンパスに参加することが入学試験に応募するための条件としているところもあるため、可能な限りオープンキャンパスには足を運ぶようにしましょう。もし仕事の都合などでオープンキャンパスに行く時間が作りにくいという方には、土日の休日や平日の夜など臨機応変に行ってくれる学校がおすすめです。また都合のいい時間に個人向けの説明会を行ってくれる学校などもありますので、ぜひこれを利用しましょう。その際は事前に申し込みをする必要があるため、その点だけ注意が必要です。

学費について

専門学校に入学するにあたって、誰もが心配するのが学費です。学校によって異なることもありますが、修学期間はおよそ3年で、1年間にかかる学費の標準金額はおよそ100万円前後となります。そのため各専門学校では学生の経済的不安を考慮し、それぞれの学費サポートを行っています。そのなかの具体例として、「特待生制度」という授業料の一部を免除するシステムを取り入れている学校についてご紹介します。この「特待生制度」は入学試験の際に特待生選考に応募し、それに合格した学生が対象となる授業料の免除制度です。特待生選考には誰でも応募することができるため、選考料の免除と合わせて利用するといいでしょう。また「スカラシップ制度」もぜひ活用してください。「スカラシップ制度」とは、おもに積極的な学習態度を持ち、優秀な学生などに学費や生活費が支給される制度を指し、多くの学校が取り入れています。またその具体的な仕組みや条件は学校ごとに異なり、学費や生活費が支給されるほかに学費を免除するシステムにしているところなどもあります。そのほかにもさまざまな学費サポートを行っているため、学費について気になることは積極的に相談していきましょう。

働きながら学べる夜間コース

働きながら学べる夜間コース

専門学校への入学の際は、歯科助手のキャリアアップにも最適である夜の時間帯に授業を受けることができる学科を選びましょう。昼間の時間は働きながら、終業のあとに時間にとらわれることなく学ぶことができるのがこのコースの一番のメリットです。また昼間に授業を受ける学科と比較すると夜間の方が、学費が安く済むというポイントにも注目です。その金額の差は学校によって異なりますが、最低でも10万円近く安くなり、それ以上に変わるところでは20万円以上安くなる学校もあります。さまざまな学費サポートの制度を利用し、昼は働きながら夜間に学校へ通うことができれば学費を大きく抑えることも不可能ではないかもしれません。また夜間も診療をしている歯科医院ではシフトにより昼間に学校へ通うことも可能かもしれませんが、学費のために敢えて夜間の学科を選ぶこともひとつの手段かもしれません。

さまざまな医療現場で必要とされる歯科衛生士

超高齢化を迎えた日本では、病院や歯科医院だけでなくあらゆる場で歯科衛生士の存在が求められるようになりました。それにより、今後さらにたくさんの歯科衛生士を世に送るため、歯科助手も積極的に衛生士になれるようなサポート制度を取り入れる専門学校が増えていくことでしょう。これを機に歯科助手スタッフのさらなる成長とキャリアアップのために、業界推薦を積極的に推し進めてみてはいかがでしょう。

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